今日は品川で打ち合わせ、なんだかとても面白い事が出来そうです。まだどうなるか分かりませんが、実現したらいいなぁと思えるお話を聞かせていただてワクワクしています。何が?っていう感じですが、詳しく決まったら教えますね。 せっかく品川に来たので原美術館に寄ってきました。平日なのにお客さんは結構来ていてびっくり。美術館に訪れるゆとりを持てる人は素敵だなぁと思います。今はジェイソン・テラオカという人の作品が展示してあったのですが、第一印象は病んでいる人々がたくさん描かれているといった感じです…。でも見ていると妙にリアルな人間味を表現していると思えてきました。すごくポップな作品は気持ちが明るくなるけれど、こういう作品は見ていていろいろと考えさせてくれる不思議な力があります。美術って見る人が自由に感じ取ることが出来て、好き嫌いだけで判断するのもいいし、もっと深くまで作家の気持ちを探るとまた違った見方が出来るのも面白いところです。 僕が作っているものは何だろう?と考えた時に、やっぱり見る人が少しだけニッコリ笑顔になれる作品を目指しているんだろうと思う。僕はアーティストではなく、イラストレーターなのは誰かのために作品を作るのが好きだからだと思う。仕事で僕にお願いしてくれる場合は、そのお願いした人を満足させたい!驚かせたい!ということを考えるのが好きなんです。だから展示をやる時は、見に来てくれた人が満足できる空間を考えながら制作します。でもその前にやっぱり自分が楽しめなければ意味が無いとも思っています。よく癒し系と言われるけれど、僕自身は癒し系だとは思っていません。ただ誰かを喜ばせるのが好きなだけです。人の笑顔を見ると自分も幸せになれるから。 今日はもう一つ、知り合いの展示を見てきました。金属ですごく細かいところまで作っていて溜め息ものでした。作品を自分で楽しんでいるのが、見ていて伝わってきます。すごく温かい気持ちになれた半面、はやく帰って自分も制作しなくちゃと焦らされました。のんびりしていられないぞ!
by pote-san
| 2006-11-25 02:19
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