「ピロリ」
かわいい名前なのに、実は厄介なヤツ。 それは先月の健康診断でのこと。 きっと最近はお腹が出てきたから、ちょい肥満判定でちゃうかな? と、軽い気持ちで検査結果を聞きに行くと なんとピロリ菌がお腹の中に存在していると診断結果が出ました。 数値を見るとまだ大したことは無いけれど、放っておくとやがて胃がんのリスクもあるらしい。 とりあえず胃カメラ検査で見てみないと状況が分からないと先生が言ったので、 軽い気持ちで結果を聞きに来た僕は、一気に焦る。 ピロリ菌は聞いたことがあるけど、正直よく分からない状態でした。 もうその瞬間、頭の中は「ピロリ」という文字で埋め尽くされ ピロリというかわいいキャラクターしか思いつかない状況。 お目々がパッチリしてるけど、尻尾が悪魔みたいな槍のカタチしてるヤツ。 きっと小学生だったら「ピロリ和田」って言われちゃうんだろうなぁ。 などと想像するばかり。 もう分からないことが多すぎたので、帰ってピロリ菌を検索しまくりました。 どうやらヤツがいると、いずれ大きな病気になりやすいことが判明。 でも最近では薬を飲めばほとんど消滅するらしい。 しかし薬を飲んでいるときはお酒は一切飲んではいけないらしい…。 あ〜、一日の終わりの楽しみがしばらくお預けになるのかぁ。 いやでもピロリ退治のためには仕方ない! かわいい顔して実は悪い小悪魔のようなヤツなのだから。 そして1ヶ月が経ち胃カメラ検査当日。実は人生で初めての胃カメラ検査。 胃カメラ初心者の僕は、担当の先生が言う麻酔をするかどうかを聞かれ 何も感じずに終わった方がいいと思い、素直に受けることに。 この麻酔薬は口の中に含んだまま3分間待たなければいけないのだけど これがチョ〜まずい!飲み込まないように必死に抵抗してるけど 舌が苦さを検知して反射的にすぐ飲み込もうとしちゃう。 あ〜早く吐き出したいと思いながら3分我慢した後に 先生から衝撃の言葉が。 「じゃあ、ゴクッと飲んでください」 えっ!嘘でしょ?無理、無理、無理! このときばかりは先生がオニに見えました。 でもピロリのためだからなぁ…ゴク! 胃カメラは麻酔のおかげで何も不快に感じることなく終わり 今度は呼吸でピロリ菌を調べる検査も受けることに。 謎の薬を飲まされ、3分間横に寝て、次は15分座った状態。 そして最後に袋に大きく息を吹き込むと検査は終了。 検査結果は1週間後。 帰ってからは飲み込んだ麻酔のせいなのか、一日グッタリして何も出来ませんでした。 そして1週間が経ち、検査結果を聞きに再び病院へ。 きっと今日から断酒生活が始まるはずだから、前日はいつもより飲んだね〜。 まるで最後の晩酌みたいに。 待合室で名前を呼ばれて、いよいよ先生から検査結果の説明が。 「胃カメラと呼吸の検査の結果だけど…」 「なんかピロリ菌が消えてるみたいなんだよね〜」 ん?、どういうこと? 詳しく聞いてみると、どうやら以前ピロリ菌が存在していたらしい。 そして胃薬などの薬ででピロリ菌が消滅した可能性がある。 でもお腹の中に以前存在したピロリ菌が血液検査でまれに反応が出てしまうらしい。 先生も胃カメラ検査までして貰ったのにゴメンね〜と謝っていた。 いえいえ、もうこっちが御礼を言いたいくらいです。 滅多にやらない胃カメラ検査をして、何事もなくて安心。 昨日、たくさん飲んだお酒は何だったのか…。 でも実はちょい肥満結果が出ているので、今はたくさんウォーキングして 少し体重を落とす努力をしている日々です。 皆さんも健康にはお気を付け下さい。
by pote-san
| 2018-02-22 22:10
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